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地域の話題

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ブラックアウト何が問題か?

2018-09-23
カテゴリ:北見市
 北電は、泊原発の原子力とともに、地震が多い苫東臨海部に大型の火力発電所を集中させ主力にしつつ、ほかの中小内陸火力などを閉鎖してきました。
 北海学園大学の小坂直人教授は「電力の安定供給より、コストを重視した発電所の統合だっだ」としたうえで、「今回の対応も苫東厚真が地震などでダメになったときにどうするのか、リスク管理を考えていないと疑いたくなるような信じがたい対応でした」と批判します。
 
北海道全域停電は人災
 札幌学院大学教授の川原茂雄さんは「今回のブラックアウトは人災で、北電の不作為の責任がある」と話し、東京電力福島第一原発事故から学ぶべき教訓は、どこかの発電所にエリア全体の電力を依存させたら、その発電所が事故や故障などで停止した場合、エリア全体が『ブラックアウト』するリスクが高まるため、それを回避する対策が重要だということです。
             
対策にブレーキ
 こうした対策にブレーキをかけているのが安倍政権だと話す元北電社員の水島能裕さんは、口先では「再生エネの最大限導入」を言いながら実際には邪魔をしている安倍政権と北電の実例をあげます。
―主力である風力を送電線に接続しない。
―固定価格買い取り制度でせっかく急伸した太陽光へブレーキをかける。
―バイオマス発電には十分な研究費を掛けない。
 原発のためには多大な投資をするが、風力や太陽光のために小さな投資をしない電力会社の姿勢が背景にあると指摘します。
 
再生エネに転換
 活断層の上になくても、震度7の地震が起きました。まして活断層の上にある泊原発は、廃炉しかありません。原発や大規模電力に依存する姿を再生エネと分散型発電に転換させる必要があります。
北見民報 9月23日 No.1240

大規模停電、復旧まで最長で43時間

2018-09-23
カテゴリ:北見市
 9月6日に発生した胆振東部地震に伴う大規模停電について、北見市での状況の概略が19日の総務教育常任委員会で報告されました。
 市内全域が停電になってから、20時間後に1万6000戸が復旧、全面復旧まではそれからさらに1日後、発生から約43時間を要しました。
 6日、7日は、市内の全小中学校が臨時休校になったほか、社会教育施設(60ヵ所)、児童館、児童センターなどが休館となりました。
 避難所は25ヵ所設置され、電力の確保がされ、毛布、食事が準備されました。
 市民への情報伝達は、メール@きたみ、市のホームページ、広報車などで行われました。メール@きたみでは、避難所情報など17回の発信が行われました。
  また、要介護者等の状況確認、在宅酸素など生命維持装置を使用する市民への対応なども行われました。
 
   市内における停電及び復旧の状況
 【9月6日】
  3時07分 地震発生・市内全域で停電
 23時30分 約1万6000戸復旧
 24時00分 約2万6000戸復旧
 【9月7日】 
  4時00分 約3万6000戸復旧
 16時30分 約4万3000戸復旧
 17時30分 約5万戸復旧
  22時25分 全面復旧
北見民報 9月23日 No.1240

避難所の生活環境整備を 政府が通知、でも北海道には間に合わなかった

2018-09-16
カテゴリ:北見市
 北海道の地震をはじめ、今年も全国で大きな災害が続発しています。
 そうした中で政府は七月七日に「避難所の生活環境の整備等について」という通知を出し、避難所生活を送るうえで、衛生、健康、食事などについて改善していくよう、都道府県や市町村のとりくみ、国の支援などについて明らかにしています。
 今回の通知は全国へ向けてされたものですが、実際には、京都をはじめ、中国、四国地方など西日本豪雨災害の被災地へ発信されていました。
 北海道では、今回の地震・停電被害の際には間に合いませんでしたが、今後の教訓にしていきたいものです。
 
通知で示されている改善事項(主なもの) 
 < 衛生・健康>
★衛生的な環境の維持、避難者の健康管理ための十分な体制の確保
★プライバシーの確保
★暑さ対策
★入浴と洗濯の機会の確保
  その他必要な設備備品についても、リース、買い上げが可能としています。
 <食事>
★炊き出しのための食材、調味料、調理器具の購入、炊事場の確保など、国の負担でできる。
★管理栄養士など炊き出しのスタッフの雇い上げにも国の財政支援あり
<高齢者・障がい者>
★福祉避難所は。避難所のなかに福祉避難スペースを設けるなどの対応
★避難所の災害救救助費の基準額(1人1日あたり320円)に介護職員の配置、ポータブルトイレなどの借り上げ費用、紙おむつやストーマ(人工肛門・ぼうこう)の消耗機材などの実費を加算できる。
北見民報 9月16日 No.1239

北海道・胆振東部で大地震 北見、市内全域で停電発生

2018-09-16
カテゴリ:北見市
 九月六日午前三時八分、北海道胆振東部を震源とする最大震度七の大きな地震が発生しました。
 被害は胆振東部から、札幌市・石狩まで広範囲に及び、また、道内の全地域で停電が発生するなど道民生活を直撃しました。
 北見でも市内全域で停電が発生。夜明け前の街は真っ暗になりました。
 停電は長いところで約四〇時間にも及び、市民の生活にも大きな影響を与えました。
 信号機は作動せず、水揚げされたホタテや搾乳した生乳などが冷凍できない、「タマネギ列車」が走らないなど、農業、水産業も被害を受けました。
 多くの市民が食料品が手に入らない状況も続きました。
 北見市は六日午前六時半に災害対策本部を設置、職員が様々な対応にあたりました。
 避難所は北見自治区に二十一ヵ所、留辺蘂自治区に二ヵ所、端野、常呂に各一ヵ所設置され、最大時には一一九人の方が避難しました。
北見民報 9月16日 No.1239
 

街・スポットライト

2018-09-09
カテゴリ:網走市
胆振東部地震と信じられない全道停電
 
 6日の胆振東部地震の被災者に心が痛み、信じられない全道停電に市民は驚きました。
 電気のない不自由な暮らし、一方で相手を気遣い、目で合図をおくり、相手を知ろうとする。「お先にどうぞ」とやりとりする交差点での様子に、現代社会からなくなりかけていたものを見つけました。
民報あばしり 9月9日 No.1185
日本共産党北見地区委員会
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北海道北見市幸町1丁目1-19
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