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市民運動

青年の思いと明日の農業を語る学習会

2018-12-02
カテゴリ:北見市
 11月24日、訓子府町農業交流センター(くる・ネップ)において、農民連北見地区協議会が主催する学習会が開催されました。
 
三人の農業青年語る
 第一部では、農業青年3人がそれぞれ語りました。
 東京育ちで大学に行くが食べるものに興味を持ち訓子府町に移住したKさんは、農家で住み込みで仕事をする中で、新規就農支援金を受けて農業経営をめざす。
 Uさんは親元が農家で、違う道へと大学行きます。卒業し別の道を目指すが、何かとぶつかった親元へ。気づいたら親と同じやり方で、農業をやっていた。
 
様々な関係あってこそ
 北村から参加のT君は家業は農家。高校で農業を学ぶ中で興味を持ち酪農大学へ、卒業後高校教員となるが、現実を知りたいと農家を継いだ。
 自分の周りには、そばで支えてくれているからこそ今がある。農業は様々な関係があればこそ将来につながる――これが共通だった。
 
農業の世界は循環を維持させること
 第二部は「農政の矛盾と農業の未来を語る」として、岡山大学大学院の小松泰信教授が講演しました。
 小松氏は、永い研究者生活の中でいえることは、農業の世界は循環を維持させることであり、持続させなければ人類は生命を絶たれるということです。
 また、日本の農業について、補助金泥棒とか、非効率だとか、儲かる事業になっていないと言われるが、それは、一瞬にして儲ける産業と同列視している証拠だ。
 
農業こそ岩盤、簡単に壊されてはならぬ
 「岩盤」に穴をあけなければというが、農業こそ岩盤であって、簡単に壊されるものであってはならない。そういう中で、農業を国の基と考え、日本共産党が党の綱領に「農業を国を基幹産業に位置付ける」という内容を書き込んでることは全面的に共感できる。
 TPP協定に農業を位置づけ、企業の農業への参入を進めるなどは、人類の持続性とは全く無縁の政治だといえると語りました。
北見民報 12月2日 No.1250
日本共産党北見地区委員会
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