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市民運動

生活保護引き下げに「待った!」 ―北見生健会12人が不服審査請求―

2018-12-02
カテゴリ:北見市
 今年10月から生活保護の生活扶助基準の見直しが行われましたが、「基準見直しは不当」「扶助費が切り下げられたら暮らしていけない」と北見生活と健康を守る会の12人が不服審査請求を行いました。
 生活扶助基準の改定で、高齢者、若年層とも、夫婦世帯は若干の増額になるものの、単身者は一部の年代を除き切り下げとなる場合が多く、また子のいる世帯についても、中学生、高校生など、支出が増える世代を持つ世帯が切り下げになるなど、低所得者のくらしを直撃しています。
 北見では、基準見直しによって、増額になる世帯が3割、減額になる世帯が7割とみられています。
 今回は、9月下旬に行われた十月分の保護費の決定を行った北見市の処分を不服として、北海道知事あてに不服審査を求めるものです。
 11月22日、北見市役所を3人の請求人と北見生健会の大場ヨシ子会長ら4人が訪れ、12人分の審査請求書と生活実態を訴える「私の手記」などを提出しました。
 市は保健福祉部の遠藤次長、松田保護課長が対応し、「みなさんの思いについてしっかりと読ませていただき、間違いなく道に進達します」と述べました。
 
生活保護世帯の生活扶助費の増減 <北見市(3級地の1)の場合>
世帯類型 2018年9月 2018年10月 2018年9月との比較 2020年10月 2018年9月との比較
高齢者単身世帯(65歳) 67,310円 66,780円 ▲530円 65,710円 ▲1,600円
高齢者単身世帯(70歳) 62,960円 63,880円 920円 65,710円 2,750円
高齢者単身世帯(75歳) 62,960円 62,630円 ▲330円 61,970円 ▲990円
高齢夫婦世帯(65歳夫婦) 100,560円 102,230円 1,730円 105,760円 5,200円
高齢夫婦世帯(75歳夫婦) 92,860円 95,030円 2,170円 99,370円 6,510円
夫婦子1人世帯(30代夫婦・子3~5歳) 125,180円 126,450円 1,270円 128,970円 3,790円
夫婦子2人世帯(40代夫婦・中学生と小学生) 151,930円 149,940円 ▲1,990円 145,970円 ▲5,960円
母子世帯、子1人(30代親・小学生) 97,410円 100,770円 3,380円 107,490円 10,080円
母子世帯、子2人(40代親・中学生と小学生) 129,470円 129,580円 110円 129,800円 330円
母子世帯、子2人(40代親・高校生と中学生) 133,390円 132,620円 ▲770円 131,080円 ▲2,310円
若年単身世帯(50代) 67,630円 67,580円 ▲50円 67,470円 ▲180円
若年夫婦世帯(50代夫婦) 101,130円 103,670円 2,540円 108,770円 7,640円
北見民報 12月2日 No.1250 
日本共産党北見地区委員会
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