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市民運動

社会保障は街づくり 国保よくする会が講演会開催

2018-11-18
カテゴリ:北見市
 「北見市の国保をよくする会」は10月28日に「国保と社会保障を考える講演会」を開催し、よくする会加盟団体や市民など60人余りが参加しました。
 三重短期大学教授の長友薫輝氏が「国民健康保険と社会保障制度のゆくえ」と題して講演しました。
 
社会保障には経済波及効果、雇用誘発効果
 長友先生は三重県で社会福祉審議会委員など多くの公職で活躍し、国会で参考人として発言した経験などから、「社会保障の情勢を理解し、地域でできることを考え行動することが大事」と話をはじめ、「社会保障を考えることは街づくりそのもの、社会保障は無駄どころか経済への波及効果、雇用誘発効果がある」と語りました。
 
医療費抑制で国の支出は増える
 しかし、政府がこれまでいかにして国の負担を軽くするかという政策をとり、国保の国庫負担の減額、公的医療費の抑制をうながすための患者自己負担割合の増、病床の削減、在院日数の短縮などを行ってきたと指摘、「簡単に病院に行けなければ重症化し、医療費の抑制にはならない。医療を部分的に産業化、商品化することも考えているが、後々、国の支出が増えてく」と強調しました。
 
都道府県化で自治体を競わす
  国保の都道府県化について長友先生は、国保運営を都道府県に任せて自助の共同化を図り、自治体に医療費抑制を競わせるもの」と批判しました。
 
頑張らなくてもよい社会づくりを
 最後に長友先生は「計画や方針に住民を当てはめるのは本末転倒。社会保障とは私たちの心や体に頑張りを強要する社会とは逆の社会を作るというのが基本の考え方。がんばらなくてもよい社会づくりを。いろんな方々と共同してより良い制度になるようにしましょう」とよびかけて講演を結びました。
北見民報 11月18日 No.1248
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