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地方議員の活動

市議会 予算等審査特別委員会

2018-04-01
カテゴリ:網走市
 予算審査の3日目は、農林水産費・商工労働費・観光費の審査でした。松浦議員は次のような質問をしました。
 ①ジャガイモシロシストセンチュウ緊急防除の新年度の事業内容とD/D剤注入の環境への問題などについて質問しました。
 農林課長は、事業内容について圃場の防除として、「土場消毒と対抗植物の栽培などを行うほか、井戸水の検査もおこなう。D/D剤注入は、河川など環境に影響を与えないよう地温や降雨なども踏まえながら対策を講じる」と答えました。
 ②農業担い手応援利子補給事業(新規事業11万円)は、極めて少額だが、事業内容について質問しました。農林課長は、異常気象などにより、農業収支が悪化し負債の増加など農業経営が圧迫されている。JAでは複数の債務をまとめ、通常より低利な金利を設定した借換資金を実施することで、経営安定化をはかり、担い手の確保を図るとしている。市としても、この借換資金に対し利子補給を行うもので、費用対効果も高いことから、利子補給率0.025%で設定し、単年度の利子補給額が11万円となると答えました。
 ③市の中小企業融資制度について、一般資金の運転資金と設備資金の貸し出しの利用状況をどのように認識しているかを質問しました。
 商工労働課長は、「二つの資金とも大きな変化はない」状況であると答えました。
 松浦議員は、「中小企業の活力が低下しているため資金が動いていないのではないか。アベノミクスの効果はない現れであり、地方には何の効果も出ていない」と批判しました。
 4日目は、土木費・教育費の審査でした。
 ①住環境改善事業(住宅リフォーム助成)について、平成29年度の実績と経済波及効果についてについて質問しました。
 建築課長は、「一般世帯で87件、649万円、子育て世帯で23件、376万3千円で合計110件、補助額1025万3千円」と答えました。
 経済波及効果は、「110件の補助額、1025万3千円に対し、工事契約額は、1億6800万円で16.4倍となっている。一般的に費用対効果は、工事費の1.5倍とされていることから2億5200万円ほどと推察される」と答えました。
 松浦議員は「この事業は、経済波及効果が高いことがわかる。予算額を超えるような取組を」求めました。
 5日目は、9特別会計と水道事業会計の審査でした。
 市有財産整備、網走港整備、能取漁港整備、国保、介護、後期高齢者医療の6特別会計と水道事業会計について質問しました。
 ①網走港整備特別会計では、港の利用状況について質問しました。
 水産港湾課長は外貿で8.8万トン(利用率42.7%)内貿29.7万トン(利用率45.9%)になると答えました。
 赤字額と背後地の売却状況と未売却地及び、全部売れた場合の金額について質問しました。
 水産港湾課長は11億7825万円、平成29年度の売却は0件、収入では分割納入分の611万9千円。未売却地は11万9021㎡、全部売却の金額は13億4970万円で約2億円の黒字が見込まれると答えました。
 松浦議員は「しかし、国のゼロ金利政策で助けられているが、金利が上がれば第2の能取漁港になりかねない状況である」と批判しました。
 
民報あばしりNo.1163(http://jcpasigi.web.fc2.com/180401.pdf)
 
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