市民運動
私は被爆2世であることを隠して生きてきました
2018-08-12
カテゴリ:北見市
平和を考える市民のつどい
広島に原子爆弾が落とされてから73年目の8月6日、市民会館で40回目の「平和を考える市民のつどい」が開催されました。
最初に、参加者全員による、追悼の献花を行い、核兵器廃絶・被爆者援護をめざす北見実行委員会の木村正寿委員長が「核兵器廃絶そして核兵器禁止条約の発効のためにも草の根の市民の運動をさらに広げましょう」とあいさつ。
新婦人有志による朗読、今年は峠三吉の行李から発見された詩6篇。情景が蘇るような切々とした朗読でした。
「被爆二世として思うこと」と題して、旭川在住の松田ひとえさんの講演とシャンソンに聞き入りました。
松田さんは、広島の原爆で、ともに伴侶を失った後知り合い再婚したご両親のもと、紋別で暮らしていたそうです。
子ども心に被爆2世であることを知られると、いじめられるという気持ちが常にあり、ずっと隠してきましたが、5歳で被爆した札幌在住の叔母さんの影響で1年前から、ご両親のことを語り部として語るという、運動に参加するようになったそうです。
ひとえさんのお父さんは、爆心地から33キロの地点で被爆。その時に自分の両親、妻、子ども全員を失いました。晩年はアルコール依存症となり、それでも広島に帰りたがっていたそうです。
お母さんは、爆風で、ガラスが割れ、全身にガラスが突き刺さった父親を自身も負傷しながら看病し、晩年はいつも頭痛に悩まされ、子どもたちに影響が出ないか心配をしていたということです。
シャンソン歌手である松田さん、イギリスで習ったモーリス・ファノン作「ヒロシマ」を初め、「ふる里」「百万本のバラ」「愛の賛歌」とうたってくださいました。
心にしみいるようなお話でした。
最初に、参加者全員による、追悼の献花を行い、核兵器廃絶・被爆者援護をめざす北見実行委員会の木村正寿委員長が「核兵器廃絶そして核兵器禁止条約の発効のためにも草の根の市民の運動をさらに広げましょう」とあいさつ。
新婦人有志による朗読、今年は峠三吉の行李から発見された詩6篇。情景が蘇るような切々とした朗読でした。
「被爆二世として思うこと」と題して、旭川在住の松田ひとえさんの講演とシャンソンに聞き入りました。
松田さんは、広島の原爆で、ともに伴侶を失った後知り合い再婚したご両親のもと、紋別で暮らしていたそうです。
子ども心に被爆2世であることを知られると、いじめられるという気持ちが常にあり、ずっと隠してきましたが、5歳で被爆した札幌在住の叔母さんの影響で1年前から、ご両親のことを語り部として語るという、運動に参加するようになったそうです。
ひとえさんのお父さんは、爆心地から33キロの地点で被爆。その時に自分の両親、妻、子ども全員を失いました。晩年はアルコール依存症となり、それでも広島に帰りたがっていたそうです。
お母さんは、爆風で、ガラスが割れ、全身にガラスが突き刺さった父親を自身も負傷しながら看病し、晩年はいつも頭痛に悩まされ、子どもたちに影響が出ないか心配をしていたということです。
シャンソン歌手である松田さん、イギリスで習ったモーリス・ファノン作「ヒロシマ」を初め、「ふる里」「百万本のバラ」「愛の賛歌」とうたってくださいました。
心にしみいるようなお話でした。
北見民報 8月12日 No.1235