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地方議員の活動

昭和30年代―石炭を使用していた「都市ガス」製造 調べて見たら…深刻な土壌汚染と判明

2018-04-29
カテゴリ:北見市
 北見市のガス事業は、昭和三十年から始まりましたが、当初から昭和三十八年までは石炭を主原料によるガス製造を行い、その工程でかなりの有害物質を排出し、それが北見市中ノ島町にあるガス工場敷地内の土壌を相当な度合いで汚染していました(東京の豊洲市場の場所が、ガス製造により深刻な汚染状況となっていることと似ています)。
 北海道ガスは、この「旧北見市ガス」用地を活用(賃貸)して、ガス施設の拡充を計画しています。そこで昨年北見市は、土壌汚染対策法に基づき、この施設拡充計画に必要な敷地内と周辺地域の井戸水調査を実施しました。
ベンゼンの1600倍―道内では処理できないレベルの汚染
 調査結果では、十二点の調査のうち半数の六点で基準値を超え、最大値では一六〇〇倍にもなるベンゼン汚染が確認されました。
 汚染土壌処理は、汚染度合いにより処理できる施設が異なります。北見市の汚染度合いでは、道内では処理できず、秋田県の大館市まで船舶による移送が必要となります。
菊池市議…「土壌汚染は敷地以外にも及んでいないか」
 菊池豪一市議は、改選後の初質問に立ち――「土壌汚染調査は、旧ガス工場の敷地内の調査に限っているが、敷地内にはまだ汚染土壌が残っており、さらに敷地周辺に及んでいる可能性もある。
  今後の公共工事(道路、上下水道など)を考えるとさらなる調査も必要ではないか」と質しました。
 大江総務部長は、「敷地の周辺まで汚染が及んでいないと考えるが、今後専門家にもご意見を伺いながら取り組んでまいりたい」と答弁しましたが、時期などは示しませんでした。
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