地方議員の活動
市民とのまちづくりの土台 「総合計画」の廃止に疑問
2018-02-14
カテゴリ:紋別市
紋別市には10年単位で長期的な街づくりの基本構想を定めた「紋別市総合計画」があります。ところが紋別市は、平成31年度から始まる第6次総合計画の策定を行わない、と発表したのです。
この問題を取り上げた野村議員は「総合計画の策定は40人の市民が策定委員となり、市民へのアンケートや地域懇談会、各団体との意見交換など1年をかけて市民との協働でつくられる。それこそが、まちづくりの出発点、土台となるものだ。それをなぜ、廃止するのか」と厳しく市の姿勢をただしました。
それに対し宮川市長は「今後は総合計画に変わり、一昨年に策定した地方創生事業の『総合戦略』を基本に街づくりを進める」と答えました。
野村議員は「市は総合戦略の策定時に、総合計画と総合戦略は目的も性格も違うものだ、と説明していたではないか。やはり市民本位の街づくりのために総合計画の策定は必要だ」と訴えました。
現在、北見市や網走市、稚内市では総合戦略を持ちながらも、市民参加で総合計画の策定を行っています。