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地方議員の活動

市内の農作物は昨年を大きく下回る状況 (作況調査)報告

2018-08-12
カテゴリ:網走市
 市議会総務経済委員会は、平成30年度の農作物作況調査を8月2日に実施しました。西部地区の石川康弘氏(嘉多山)、中部地区の立石雄治氏(中園)、南部地区の板垣克司氏(音根内)の圃場で農作物の生育状況について説明を受けました。
 三地区の圃場とも春先の作物の植え付けは順調だったが、5月の連休から低温と降雨で植え付けが遅れた。その後も低温・多雨で、小麦は実入りが悪く、今年は良い年の半分、一アールあたり7俵程度になるとの見通しを示しました。
 甜菜は、低温・多雨で「水焼け」による根腐れが起きていて収穫の減少が見込まれる。
 馬鈴薯も低温・多雨によってイモの粒が小さく数も少ないので、収穫の減少が見込まれる。
 大豆についても花が咲き始めたのが7月20日頃と一ヶ月近い遅れとなっていて、今年の収穫については、相当厳しい状況にあることが話されました。
 南部地区の板垣克司氏(音根内)の圃場で新たな取り組みとして、「もち麦」の栽培に挑戦しているが、思ったより生育が良く、「刈り取りが早いので、他の作物と重ならないため、新たな作物としての展望が出てきた」との説明に期待が広がりました。
 全体としては、網走の一次産業の重要な農業が例年より収穫が減少する見通しが示され、厳しい年になりそうです。このことで、今後、所得補償への影響が出ることが懸念されるとの声もあります。大きな不安材料となるため、今後の推移と対応が求められます。
民報あばしり 8月12、19日合併号 No.1181
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