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地方議員の活動

市議会 第2回定例会 松浦議員の一般質問の概要

2018-07-01
カテゴリ:網走市
 ☆学校給食の無料化の必要性について…子どもの健全な発達を支える上で、栄養のバランスのいい給食は重要な役割を果たしています。そこで、学校給食法での給食の位置づけと目的について質問しました。
 学校教育部長…「学校給食が児童生徒の心身の健全な発達に資するもの」「学校給食の普及事業及び学校における食育の推進を図ることを目的とする」とある。全ての小中学校で安全・安心な給食を提供し、地元の食材を活用する献立や栄養教諭による食育の推進を図るととともに、未配置校においても栄養教諭が出向いて、食に関する指導を行っており、その目的は果たされている。
 松浦議員…憲法26条では「義務教育は、これを無償とする」に係って、小中学校一人あたりの給食費の市と保護者の負担額と無償化した場合の必要総額について質問しました。
 学校教育部長…学校給食の実施に必要な経費の負担については、学校給食法に規定されている。学校設置者である市の負担は、人件費や消耗品、燃料費等維持管理にかかる経費で平成29年度の決算ベースでは約1億7700万円、小中学校の一人あたりの費用にすると年間6万7000円となる。この他に給食施設・備品の整備費も設置者の負担となっている。
 保護者の負担は食材費であり、平成29年度の総額では、約1億4600万円であり、保護者の標準的年間負担額は児童生徒一人あたり、小学校では約4万9000円、中学校では約5万9000円となっている。また、保護者負担のうち約2900万円は就学援助費の対策費用であるため、保護者負担の無償化に要する費用は、約1億1700万円と試算している。
 松浦議員…保護者の負担は給食費の他にも学校への納付金が公立小で10万円、公立中で18万円といわれている。1億1700万円あれば無償化できるのであれば、子どもたちの未来への投資と考えれば高くはないので、無償化すべきと質問しました。
 学校教育部長…学校給食に係る全ての費用を保護者が負担していない、市民の税金で賄う部分と保護者が負担する分が学校給食法で区分されている。無償化に要する財政負担を考慮した場合、現行の制度を維持したいと答え無償化の考えがないことを示しました。
 
☆パークゴルフ場の利用促進について…レイクサイドパークのとろの利用状況について質問しました。
 建設港湾部長…過去5年間の利用者数は平成25年度1万6517人であったのが年々減少し、平成29年度は1万3319人と減少傾向にある。
 松浦議員…減少した要因について質問。
 建設港湾部長…人口減少の時代を迎えて新たにパークゴルフを始めようとする方々が減っているものと考えている。
 松浦議員…シーズン券の料金について利用者から近隣の市町より「高すぎる」との声があると市の見解を求めました。
 建設港湾部長…レイクサイドパークのとろのシーズン券は8500円となっている。近隣との比較では、大空町の旭丘公園パークゴルフ場では、町民が6000円、津別町のふれあい公園パークゴルフ場では6000円、清里町の江南パークゴルフ場が6000円と、いずれも安くなっている。
 松浦議員…高齢者への軽減についても質問しました。
 建設港湾部長…健康志向が高まる中、パークゴルフを通じて健康づくりをしようという市民も多いものと認識している。料金設定については、施設の維持管理や指定管理者への委託など、施設全体の維持・管理・運営に必要な経費などをもとに算出している。利用者の減少もあり料金を引き下げることは厳しいと答えました。
 松浦議員…料金の引き下げ分を指定管理者に求めるのではなく、必要な経費も含めて、市として委託費に計上すべきだと質問しました。
 建設港湾部長…平成30年度から指定管理者への委託料の引き上げを図っている。
 松浦議員…改めて指定管理者にサービスを求めるのではなく市としてのサービス向上を求めました。
 
☆ジャガイモシロシストセンチュウ対策について…平成28年から緊急防除対策を実施してきたが、予定では平成31年度に終了するのか。また、平成32年度から通常に戻るのかと質問しました。
 農林水産部長…国は31年度までということで緊急防除の指定をしているので31年度までに防除を完了するよう国・道が実施していて、平成32年度から通常に戻るよう進めていくと答えました。
 松浦議員…国の第5回検討会議でシロシストセンチュウの制限区域の縮小について検討されていたと思うが、第6回検討会議では、それが後退したのではないかと質問しました。
 農林水産部長…第5回の検討会議での未発生圃場での加工用馬鈴薯などの検疫の妥当性について議論され、第6回の検討会議で検討するとしていたが当初の防除計画から変更点も多くあることから、防除の手法の検証、研究成果、その有効性、今後の防除計画、解除要件などについて議論がされ、防除区域の見直しについては、第5回で議論されたとおり、蔓延の危険度を踏まえた対応が妥当との考えから大きな進展はない。
 松浦議員…シロシストセンチュウの全体の対策としては、理解できるが、生食用馬鈴薯の生産農家に対しての対策が全くなされていないのは問題であり、一番の被害者である生食用生産農家への支援について、市として国に対してしっかり伝えて対策を講じるよう強く求めました。
 
民報あばしりNO1175
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